出生率年々低下、「国慶宝宝」も減少

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10月10日は中華民国の建国記念日、双十国慶節。この日に誕生する赤ちゃんは、台湾では「国慶宝宝(国慶節ベビー)」と呼ばれています。

国慶節ベビーの父、高さんは、「意外だった。国慶節ベビーを産むつもりはなかった。でもこの日に産んでよかった。」と喜んでいます。

台北市立聯合病院では10日午前零時1分に生まれた「国慶節ベビー」。自然分娩で誕生。(写真:CNA)

内政部の統計では、2017年の新生児は19万3844人で、過去7年の最低を記録しました。今年さらに減少する見込みです。10月10日正午時点では、台北市の三病院合わせて国慶節ベビーが17人誕生しました。

産婦人科の医師は、国慶節ベビーの減少について、晩婚化をあげています。「以前の人は結婚してから起業する。でも今の人は起業してから結婚する。この問題、何とかできないか」と心配そうに言いました。

医師は、「女性は25歳から29歳まで、体の状況が最もいいときに出産すべきだ。この時期に出産すると、妊娠合併症が少なくなり、胎児も比較的健康だ。」とアドバイスしています。

(編集:王淑卿)