オランダ貿易および投資事務所台湾駐在代表のガイ・ウィッチ氏が18日、アクゾノーベルなど、オランダの大手企業4社、台湾糖業、台湾建築研究所と共に、記者会見を開き、11月3日から開催される「2018台中フローラ世界博覧会」に出展するオランダパビリオンを紹介しました。
ガイ・ウィッチ代表は、オランダパビリオンは台湾初で、世界でも初めてとなる解体後、再建築できる「循環型建築」だと紹介、これによって廃棄物ゼロの循環型経済を推進し、持続可能な社会を実現する狙いだと述べました。
ガイ・ウィッチ代表は、「これは台湾初の『循環型建築』だ。その特色は建材がすべて再利用できること。台中の花博閉幕後、別のところでこれらの建材を使って新しい循環型建築を作る。材料などはすべてリサイクル、または再利用できる。台湾初、世界でも初めてとなる解体後、再建築できる循環型建築だ。」と強調しました。
ガイ・ウィッチ代表によりますと、オランダパビリオンの建材はほとんどすべて再利用できます。アクゾノーベルが提供する防水遮熱塗料は室内と屋根の温度を5度から10度下げることができます。DSMは世界で初めて公開されるリサイクルできる絨毯を、そしてシグニファイは、照明設備を提供します。オランダパビリオンの床の建材、ドアや家具の木材はすべて1949年に建設された台湾糖業の高雄倉庫から運ばれてきました。
台湾建築研究所は、オランダパビリオンのすべての建材のためにデータバンクを作りました。将来解体、再利用する際、これらの建材がいつ生産されたか、どこに使われたかを追跡することができます。来年4月に台中花博閉幕後、台湾糖業はオランダパビリオンを月眉製糖工場(台中市月眉区)に移し、新たな循環型建築として再建築します。










