科技部の陳良基・部長が12日、BEアクセラレーター(BE Accelerator)、国立交通大学産業アクセラレーター及び特許開発戦略センター(IAPS)、SOSV-MOX、SparkLabs Taipei(スパークラボ・タイペイ)など国内外の4大著名なアクセラレーターが国際テクノロジー創業基地(Taiwan Tech Arena, TTA)に入居すると発表しました。各種の資源を利用して台湾のスタートアップが急成長できるよう支援するのが狙いです。
陳良基・部長は、「この4大アクセラレーターの入居により、年間スタートアップ分野の専門家を1000人以上来てもらい、台湾のスタートアップを支援できるよう期待する。」と述べました。
これらのアクセラレーターにはそれぞれ得意分野があります。国立交通大学は、スタートアップが産業と結びつけ、フランス、日本、東南アジアに進出できるようサポートします。BEアクセラレーターは、バイオテクノロジーと医療・介護分野のスタートアップを支援し、台湾と東南アジアの市場を開拓します。MOXはアメリカ・シリコンバレーのベンチャーキャピタルSOSVが主導している、台湾初の国際的な創業アクセラレーターです。アプリケーションソフトやモバイルオペレーションシステム、及びモバイルサービスに関する世界各地のスタートアップを育成し、これらスタートアップが新興国の携帯電話市場に進出するのをサポートしています。SparkLabs Taipeiもアメリカのシリコンバレーから誕生したもの、投資項目にはIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、ブロックチェーン、デジタル医療などが含まれています。
SparkLabs Taipeiのマネージングパートナー、邱彦錡さんは、「我々はみな起業家、これまでの経験を生かしてより多くの産業の専門家を集め、新しい時代の起業家に協力して国際市場に進出する。我々の目標は国際市場。我々が選んだスタートアップすべてに投資する。台湾にはベンジャーキャピタルがたくさんあるが、早期投資、シードファンドがとても少ない。」と指摘しました。
陳良基・部長は、「今月59社のスタートアップが基地に入居し、年末にはその数は百社に上り、年間資金を少なくとも日本円108億円集められる。各アクセラレーターの投資成功率が最低20%であれば、5年間でスタートアップを100社育成することができるだろう。」と期待を寄せました。











