総統、台日が共に異常気象に備えよう呼びかけ

696

熱帯低気圧がもたらした豪雨により台湾南部が水害に見舞われました。その後、南西気流の影響で豪雨が降り続き、台湾南部が再び水害に襲われました。しかし、台湾のみならず、日本でも最近豪雨被害が頻発しています。そのため、蔡英文・総統は28日午前、日本の自由民主党の中西哲参議院議員ら一行の表敬訪問を受けた際、現段階の台湾と日本の友好関係について説明を行ったほか、また、将来両国は異常気象の問題についてもさらに協力関係と交流を強化するよう期待しました。

 

蔡・総統はあいさつの中で、このところ、中国は各種の手段を通じて台湾に圧力をかけようとしている。これらの手段は台湾海峡の現状をひどく破壊しており、東アジア地域の平和と繁栄にも大きな不確定要素をもたらしていると指摘しました。しかし、台湾は現状を維持することを放棄せず、圧力にも屈服しないと強調、これらの貴賓は台湾のために声をあげ、台湾を支持するよう期待を示しました。

 

蔡・総統はまた、台湾と日本は民間が友好関係にあるほか、戦略と安全保障の面でも共同の利益にある。両国は共に自由、民主主義、人権の支持者だと述べました。地域の安全情勢の変化について蔡・総統は、互いの交流強化を通じて地域の情勢の変化と挑戦に対応するよう呼びかけました。

 

蔡・総統はさらに、過去数日、台湾が豪雨に見舞われ、このほど、西日本も豪雨に襲われた。異常気象がもたらした災害は台湾と日本にとって共通の課題だ。台日双方はこの議題についてさらに協力関係と交流を深められるよう希望を表明しました。