蔡英文・総統が4日、総統府で第18回アジア競技大会に出場した台湾の選手団と面会しました。会場では3日夜、F-16型戦闘機がインドネシアから帰国した選手らを出迎えた際の映像が放映されました。
蔡・総統はあいさつの中で、F-16型戦闘機の出迎えは選手らとの約束を果たしたのではなく、政府が選手、そしてスポーツに対する重視の表れでもあると述べました。
蔡・総統は今日の栄光の背後には無数の厳しい訓練で流した汗と孤独の中で流した涙があると指摘、体操男子種目別のあん馬で金メダルを獲得した李智凱・選手を例として挙げました。
蔡・総統は、「10数年前、ある6歳の子どもが体操を選んだ。その時から彼はコーチについて厳しい練習を重ねてきた。ほかの人が一回練習すれば、彼は10回。誰よりもまじめに練習している。寂しさも乗り越えてきた。あるインタビューの中で、彼は6歳の自分が体操を選んだことに感謝したいと語った。私もこの6歳の彼に感謝したい。彼の不撓不屈の精神は世界に台湾を見せつけたのだ。」と紹介しました。
蔡・総統はまた、アマチュアの選手が主体となる野球チームが強豪の韓国チームを破れたことを高く評価し、すべての代表チームの名を読み上げ、それぞれに拍手を送りました。蔡・総統はすべての選手が優れた成績で国家に栄光をもたらし、世界に台湾を見せつけたことに感謝すると共に、「国家はあなた方のためにいっそう強くなった。」と強調しました。
なお、李智凱・選手がすべての選手を代表してあいさつした際、台湾の人々の支持と励ましがなければ、今日の自分もいないだろうと述べ、その金メダルは自分一人の力で獲得したのではなく、多くの人たちのサポートで得たのだと感謝しました。











