中国の居住証発行、台湾の反応は?

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中国大陸が9月1日より、台湾の住民に居住証を発行している。これについて台湾の人たちは賛否両論。これまで台湾の人たちが中国大陸を訪れる場合、旅券に類似する「台湾居民来往大陸通行証(略称:台胞証)」を申請する必要があり、毎回査証に相当する「簽注」の手続きが必要だが、2015年9月21日にICチップが内蔵されたカード式の「台胞証」の全面使用開始により、「簽注」の手続きが免除された。

 

9月1日以降中国大陸を訪れる台湾の人たちはこれまでの「台胞証」のほかにもう一つの選択がある。それは「台湾居民居住証」。これは「台胞証」とどう違うか、台湾の人たちはこの「居住証」をどう見ているだろうか、「居住証」を申請する際、指紋などの個人情報の提供が義務付けられているため、台湾の多くの専門家は、「台湾の人たちは『居住証』などを選ぶ自由があるが、この選択をすると、逆戻りをすることができないため、よく考える必要がある。」と警戒を呼びかけている。

 

(編集:王淑卿)