晴天に恵まれた中、三軍合同音楽隊と儀仗隊は台湾の女性人気歌手、アーメイのヒット曲「手をつないで」と「飛びたい」のリズムに合わせてパフォーマンスを行い、今年の双十国慶節のテーマ「携手世界、台湾耀飛(TAIWAN FORWARD)」に呼応しています。
海軍陸戦隊も会場で対テロ訓練を一般公開しました。
空軍の演技では、まず登場したのは陸海空三軍のヘリコプターによる分列式、その後、IDF経国号戦闘機とAT-3高等訓練機が総統府前広場の上空を掠めていき、トリを飾ったのは、空軍のアクロバット・チーム「雷虎小組(サンダー・タイガース)」です。「サンダー・タイガース」が国旗「青天白日満地紅」を象徴する青、白、赤三色の煙を出しながら飛行しています。
今年の国歌斉唱をリードするのは、特殊な功績があって中華民国台湾への帰化が認められた日本出身のピアニスト、藤田梓さんと雷敦龢(Edmund Ryden)神父です。二人は東南アジア各国からの新住民30人をリードして国歌を歌っています。陸軍のCH-47輸送ヘリコプターが大きな国旗をぶら下げて主席台の上空を掠めていきます。
蔡英文・総統は、「双十国慶節の日にこの土地に住むすべての人民が自由、民主の旗の下で一致団結して前向きな精神で未来を迎え、挑戦を迎え撃つ」と述べました。
今年は憲兵快速反応部隊や台湾の著名なストリートダンス・グループ、マニアック・ファミリー、および学生さんのパフォーマンスもあります。
陸軍専科学校の学生、魏聖萱さんは、「私達は陸軍専科学校の代表チームだ。みなに青春や活力に満ちるパフォーマンスを見せたい。この服は、私達は台湾の一員を示すもの、だから国旗をデザインにしたものを選んだ」と説明しました。
出席者の中には日本の服装をまとっている人たちもいます。彼らは台北市日本人学校の生徒たちです。来年の東京オリンピックを宣伝するため、宮永健次副校長引率の下、保護者と生徒82人が出席しました。
台北日本人学校の生徒、邱宥妮さんは、「初めての参加。クラスメートと一緒に参加できてとてもうれしく思う」とコメントしました。
フロート車パレードには、今年のU12とU18の野球ワールドカップで優勝した台湾の選手ら、そしてイタリアで開催された第18回ナポリピッツァ職人世界選手権(カプートカップ)インターナショナル部門で優勝した選手など、国際レベルの各大会で優勝した台湾の選手らや国軍の模範軍人らが招かれてパレードに参加しています。みなは中華民国108歳の誕生日を祝っています。
(編集:王淑卿)
新聞來源:RTI
編集:王淑卿