総統、教育卓越奨で革新的な教育奨励

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 「2018年度教育部教育卓越奨(賞)」授賞式が高雄市正修科技大学で行われ、蔡・総統が祝辞を述べるとともに、金賞と銀賞を獲得した学校に賞を授与しました。

 

 蔡・総統は、「過密スケジュールだが、教師の日である28日を控え、教師の皆さんをねぎらいに来なければならないと決めた。教育卓越奨は、高校以下の奨の中で最高の栄誉である。ここにいる優秀な先生方もまた多元化教育の証人となる」と語りました。

 

 また、「教育は国家競争の鍵となる。グローバル化の時代に台湾は自己競争だけでなく、国際競争が必要だ。台湾は創意、活力などの抜きんでた人材を育成する必要があり、政府は教師たちと共にその重責を担う」としました。

 

 蔡・総統は教師がイノベーションに尽くした努力と創意工夫を生かして学生を指導したことを高く評価した。国家を列車にたとえるなら、教師は列車を前に押し出す動力だと説明。教師は学生が様々な素材を使って領域を超えた創意と問題解決の能力を身につけるよう奨励、そして教育の中に風土とその地の歴史文化を取り入れることによって教育内容、子供たちや台湾をさらに豊かにすると語りました。

 

 蔡・総統は国立玉井高級工商学校の「生命教育特色過程」や、国立台南第一高級中学の当地博物館関係の過程、また高雄市瑞祥中学の報道文学過程などを例に挙げ、これらは全てその土地や本土の要素が多く取り込まれていると説明。学生たちに自身の土地や故郷についてさらに深く知ってもらうとともに、社会にもより多くの関心を払ってもらっています。

 

 この教育卓越奨には249チームが参加。その中から各県と市が選ぶ114チームが二次選考に進み、審査員が討論した結果、さらに40チームを選出しました。この40チームのうち、19チームが金賞を、21チームが銀賞を受賞。金賞には台湾元60万元の賞金が、銀賞には台湾元30万元が贈られました。

 

(編集:中野理絵/王淑卿)