蔡英文・総統は24日、台東県のAPEX飛行訓練センターを訪れ、同センターの歴史、訓練生の訓練過程と感想を聞きました。
同センターは、台湾で唯一のパイロット訓練センターです。蔡・総統はあいさつの中で、「航空宇宙産業は政府が産業のレベルアップを推進するとき最も力を入れた重点産業だ」と強調し、過去二年、政府は軍需産業の飛行機の国産化計画から段階的に航空宇宙産業の発展を導き、建造とメンテナンスを国内業者に委ねるよう努力してきた。その成果は徐々に出ていると紹介しました。
蔡・総統によりますと、台湾には優れた飛行機の整備能力と訓練体制を持って、毎年多くの整備士を航空宇宙産業へ送り出していますが、民間航空機の人材育成については大多数のパイロットが海外で訓練を受けなければならないため、まだ進歩の余地がある。台東県はパイロットの訓練に最適の環境に恵まれており、台東を航空基地に建設することができる」と説明しました。
蔡・総統は、「台東は、パイロットの育成にもってこい。APEXのような訓練センターがあれば、人材は海外で訓練を受けなくていい。さらに地元の産業を成長させることができ、新南向政策対象国のパイロットの訓練もできる。それが台湾の航空宇宙産業の産業チェーンの発展に貢献できるほか、雇用機会も創出できる。」と話しました。
（編集：曽輿婷/王淑卿）
