花蓮県は、政府が進める新南向政策の対象国からの観光客を誘致するため、花蓮県と対象国を結ぶチャーター直行便の運航を希望している。
花蓮県は今年2月6日に地震に見舞われたが、同県では積極的に観光の振興を進めており、その中で「新南向政策」(東南アジア、南アジア、ニュージーランド、オーストラリアなどの18ヶ国との幅広い関係強化を促す政策)の対象となっている国からの観光客の誘致を進めている。
花蓮県の李宏満・副秘書長は、台湾国際放送(rti)の番組に出演し、「昨年から新南向政策の対象国からの観光客が増加を見せており、県としては特にこうした国々に多いイスラム教徒の観光客受け入れのため、環境整備を進めている」と指摘した。
花蓮県では、交通部観光局の活動に合わせて、シンガポール、マレーシアなどの新南向政策の対象国に赴き、ラフティング、ワスレグサの花畑、温泉などの花蓮県の観光資源、それに先住民の文化などを紹介した。また、同県が業者にハラル認証の取得を推奨していることも紹介した。
李・副秘書長によると、現在、花蓮県内にハラル認証を取得したレストラン、ホテルは24軒ある。また、台湾イスラム協会による優良ハラル店の認証は33軒が獲得している。
(編集:早田健文)











