総統帰国、「圧迫はいっそうの団結生む」

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蔡英文・総統が20日深夜、8泊9日にわたって南アメリカのパラグアイと中央アメリカのベリーズを訪問した、「同慶の旅」を終えて無事帰国しました。今回の外遊で蔡・総統は、往路にはアメリカのロサンゼルスで、帰路にはヒューストンでトランジット。ロサンゼルスではロナルド・レーガン記念図書館で談話を発表、ヒューストンではNASAアメリカ航空宇宙局を訪問するなど、様々な成果を挙げました。

 

蔡・総統は到着した台湾桃園国際空港で談話を発表、同行した代表団メンバーとメディア関係者に感謝すると共に、パラグアイの新大統領と両国の関係発展を話し合えたこと、また、ベリーズとの友情を深められたことを挙げ、今回の外遊での任務は果たせたとの認識を示しました。

 

蔡・総統はまた、外遊期間を通じて、自分は国を代表し、外交関係を結んでいる国、並びに国交の無い国の元首や代表との交流に努め、民主の価値に対する台湾のこだわり、そして国際社会へのさらなる関与に向けての決意を伝えてきたと述べました。

 

その上で蔡・総統は、海外を訪問する過程において受ける圧迫は、台湾が世界に歩み出そうとする決意をいっそう強くするだけだと述べました。

 

蔡・総統は、「国際社会へと向かう道の上で圧迫されようとも、我々は具体的な行動で国際社会に伝える。台湾が圧力に屈することはありえず、圧迫は我々をいっそう強くし、より団結させるだけであることを。また、圧迫は我々が国際社会に歩み出そうとする決意をより強くさせるだけだということを」と述べています。

 

蔡・総統はそして自分が出国している間、内閣が政務を円滑に進めてくれたこと、並びに国軍が国家の安全を24時間体制で守り通したことに感謝しました。